口呼吸と鼻呼吸どっちがいいと思いますか?
答えは、鼻呼吸です。
「なぜ口呼吸がダメなのか?」
それは、呼吸において口はデメリットばっかりだからです。
口というのは、
直接粘膜に接しているので、
すごく菌が入りやすいんです。
口で呼吸をしていると、
吸い込んだ菌がダイレクトにノドに到達します。
そうすると、風邪や肺炎を引き起こしやすくなります。
良いものも悪いものもキャッチしてしまう口は、
呼吸をするうえでは、
あまりいい働きをするとは言えませんよね。
それに対して、
鼻呼吸はというと、
しっかり悪いものをキャッチしてくれるのです。
「なぜそんな事ができるのか?」
それは、
鼻からノドまでは鼻腔といって、
外の空気を肺に取り込む通路になっています。
そこには沢山の繊毛という「フィルター」が備わっていて、
通過する空気を温め、湿度を上げます。
すごくないですか?
その繊毛という名の「フィルター」で小さなごみや細菌やウィルスを絡めてとって、
ノドや気管支、肺まで届かないように防御しています。
鼻呼吸って素晴らしいと思いませんか?
ですが、
そもそも鼻が詰まって鼻呼吸ができない方、
口がかってに開いて口呼吸に依存する方、
様々な方がいますよね。
そもそも、
習慣的な口呼吸の人は、
口を閉じる筋肉(口輪筋)の力が低下している可能性があります。
そんな方は、
「あいうべ体操」という口輪筋を鍛える方法が有効です。
「あ〜、い〜、う〜、べ〜」と口や舌を大きく動かすことがコツです。
できれば、声を出してやってみましょう。
発声も1つのトレーニングです。
回数ですが、
まずは15回から始めてみて、
慣れてきたら30回と増やしてみましょう。
回数よりもしっかり意識する事の方が大切です。
これは、
高齢者の肺炎予防で、
実際にリバビリデイサービスでも実施されていますね。
マスクも大事ですが、
まずは「鼻呼吸」をしてみてはいかがでしょうか?
口呼吸では、
乾燥する事で唾液の量が減ってしまう為、
免疫力が低下してしまいます。
また、
脳にも負担がかかるので、
慢性的な疲労状態に陥ってしまい、
集中力の低下や睡眠にも悪影響を及ぼします。
鼻呼吸では、
免疫力低下の予防にもなりますので、
風邪やウイルスの罹患率が減少しますよ。
市販でも、
鼻呼吸テープが売られていますので、
試されてみてはいかがでしょうか?