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日別アーカイブ: 2020年4月30日

腰の椎間板ヘルニア 手術しても腰痛が残る理由

ひどい腰痛や痺れが続くと不安になってきますよね。

病院や整形外科でMRIやレントゲンを撮ってもらうと、

腰の椎間板ヘルニアと診断される方がいます。
(※以下腰の椎間板ヘルニアをヘルニアと書きます)

これはお医者様が診断されたことなので特にコメントすることはないです。

ただ、

実際にヘルニアになっていない人でもヘルニアと診断されることはあります。

皆さんは

腰のヘルニア=腰痛

と思っていませんか?

まずは

椎間板とヘルニアの意味について

椎間板とは?

それぞれの脊椎(背骨)の間にあり、

骨どうしがぶつからないようにクッションの役割を担っています。

ヘルニアとは?

椎間板には中心に核があります。

その核が外に出てきた状態のことです。

ヘルニア=脱出 という意味です。

脱腸のことを鼠径ヘルニアともいいますよね!

つまり、

椎間板ヘルニアとは

椎間板の核が外に出てきた状態をいいます。

そして、

出てきた核に神経が圧迫などのストレスを受けると炎症が起きて痛みや痺れなどの症状が
でてきます。

ひどくなると下半身の痛みや痺れ、感覚麻痺、おしっこが出にくいなどの症状がみられます。

程度にもよりますが、

この下半身の症状がキツくなってくると手術を考えた方がいいかと思います。

ここまで長々と話してきましたが、

まとめると

手術の目的は神経にストレスをかけている椎間板の切除であって腰痛をとることではないということ。

話を戻しますが、

腰痛がでているのは本当に椎間板ヘルニアが原因なのか?

ここが本当に大切です。

ちなみに、
ヘルニアの手術をする時にはいくら昔に比べて切開する範囲が狭くなったとはいっても皮フ、筋膜、筋肉、血管、神経などを傷つけるわけですから手術後にも後遺症として炎症がでたり下半身の症状がとれないなどのデメリットもあります。

同じ所での再発の可能性もあります。

もちろん、

切開した所の筋肉や筋膜は硬くなるので腰痛もでます。

このメカニズムは当院にご来院いただいた時にさらに詳しくご説明させていただきます。

もう一度いいますが、

ヘルニアの手術の目的は下半身の症状をとることです。

腰痛や痺れの症状はあっても筋肉や姿勢の調整をしてとれる場合も多くあります。

もちろん痛みや痺れがとれない場合もあるし、手術をすすめさせて頂く場合もありますが腰の痛みや痺れでお悩みの方はぜひ一度当院にご相談ください。