ブログ

日別アーカイブ: 2020年8月26日

マスクのつけすぎは頭痛や肩こりの原因にも

細菌感染に効果があるといわれているマスク。

特に近年では外出時には必須のアイテムとなっていますね。

適材適所に使う分には大丈夫ですが、マスクのつけすぎは頭痛や肩こりの原因にもなり得ます。

■マスクのつけすぎは酸素不足状態に

マスクをするようになってから以前よりも頭痛や肩こりの頻度が増えた方は酸素をしっかりと体に取り込めていないかもしれません。

どういうことかというと、

人間は呼吸をすることで酸素を体内に取り込みます。

体内に取り込まれた酸素は血液と一緒に血管を流れて体全体に酸素を運びます。

つまり、

呼吸量が少ないと体内に取り込める酸素も少なくなるので結果的に酸素不足状態となります。

呼吸量は皆さんが思っている以上に大切なんです。

ただでさえストレスを感じると呼吸が浅くなって呼吸量は少なくなってしまうのにマスクを常につけておくとさらに呼吸量は少なくなってしまいます。

■酸素は体の栄養分

人間の体内には血管が張り巡らされ、血液が流れています。

骨と筋肉を除けば、じつに体の80%以上が血管であるといえます。

血液は体の栄養分を運びます。

まさに血管は体の「主要部分」といえます。

そして血液は体の主要部分である血管内を流れながらあちこちに酸素を供給することから酸素は体の「栄養分」といえます。

では、

酸素が体内に取り込みにくくなるとどうして頭痛や肩こりが起こってしまいやすくなるのか?

■酸素不足状態が続くとどうなる?

先ほど呼吸量が少ないと結果的に酸素不足状態になるとお伝えしましたが、

問題は酸素不足状態になったことではなく、

酸素不足状態から正常に戻らないことです。

酸素不足状態が続くと、

首や肩などの筋肉が頑張って酸素を体内に取り込もうとしてくれますが筋肉が凝り固まって疲労が蓄積されてしまいます。

その影響で血管が狭くなり、血流が悪くなることで筋肉や神経に血液が回らなくなり痛みや痺れを引き起こしてしまいます。

特に首や肩の筋肉が硬くなってくると、

頭に血液が回りにくくなるので頭痛やめまいなどの症状もでてきます。

■改善方法

呼吸量が少ないことは誰にでも起こります。

呼吸量が少ない状態から正常に戻らないことが原因で症状がでているので、

・しっかりと呼吸できるようにマスクはつけすぎないこと

・腹式呼吸を意識したケアをして呼吸量を正常に戻す

■腹式呼吸

腹式呼吸では呼吸の適正化を狙います。

呼吸が正常に戻ると肩こりや頭痛の改善はもちろん反り腰や猫背姿勢・免疫機能の正常化などの効果も。

そのためにはもちろん様々なトレーニングが必要になってきますが、

基本中の基本ドローインについてお伝えしますね!

ドローインでよくいわれているのがお腹を大きく膨らませること

ですが、これは大きな間違いです。

■ドローインとブレージング

ドローインというのは、

・お腹や背中を全体的に膨らませること

・インナーマッスルの活性化

を目的として行いたいのです。

呼吸が浅くなっている人では、

お腹が膨らみやすくなっていて背中は硬いパターンがほとんどです。

この場合、

お腹の膨らみを抑えて背中を膨らませられるようなドローインが効果的です。

ですので、

お腹を頑張って膨らませることはむしろ逆効果ともいえます。

対してブレージングは思い切り吐くことをいいます。

思い切り息を吐くと「フーッ」っと大きな音がたちますよね?

この時にはインナーマッスルの外側にある筋肉のアウターマッスルが大きく関わります。

特に横腹を指で少し強めに押さえて呼吸するとわかるのですが、表面の筋肉が硬くなって指が押し返される感覚がわかります。

ドローインがしっかりとできている人は、

同じように横腹を指で少し強めに押さえて呼吸すると、表面の筋肉はそんなに硬くならず常に横腹に指が入っている感覚がわかります。

これも勘違いしないで欲しいのがどっちが良い・悪いではなく、

どっちもできるようにコントロールできているか?がポイントです。

正しいドローインをしているつもりがブレージングになっていることも良くありますので今一度、正しいやり方を身につけて頂けると嬉しいです。

■ドローイン初心者でも簡単にできるエクササイズ


■まとめ

・人間は呼吸をすることで酸素を体内に取り込む

・呼吸量が少ないと体内に取り込める酸素も少なくなるので結果的に酸素不足状態となる

・体の主要部分である血管内を流れながらあちこちに酸素を供給することから酸素は体の「栄養分」といえる

・問題は酸素不足状態になったことではなく、酸素不足状態から正常に戻らないこと

・血流が悪くなることで筋肉や神経に血液が回らなくなり痛みや痺れを引き起こしてしまう

・しっかりと呼吸できるようにマスクはつけすぎないこと

・腹式呼吸を意識したケアをして呼吸量を正常に戻す

・正しいドローインをしているつもりがブレージングになっていることも良くあるので注意する

・ドローイン初心者はチャイルドポーズというエクササイズから始めてみる

 

堺市・中百舌鳥(なかもず)地域で腰痛や肩こり、膝の痛みの施術や猫背・反り腰などの姿勢改善を得意とする。
対症療法から根本療法まで一人一人のお身体に合わせた治療をコンセプトにしているコレクト整骨院/整体院

院長 張本孝一
〇柔道整復師免許
〇Finoaテーピングライセンス
〇日本ストレッチング協会
など