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日別アーカイブ: 2020年10月23日

椎間板ヘルニアって何…⁇原因と症状は?ストレッチで改善⁉

ある時から急に腰が痛くなってそのまま慢性化していくケースは意外と多いと思います。

日常を過ごしていくと「痛み止め」「湿布」「病院」などとお付き合いしていくことになりますよね。

単なる慢性腰痛かと思っていたら病院で椎間板ヘルニアと診断された経験の方も少なくはないのではないでしょうか?

まさか自分が…

病気やケガのリスクとは常に私たちの周りに取り巻いているものです。

もちろん予防は大切ですが

つらい経験がないとなかなか本気でケアを行うことって難しいですよね。

今回は椎間板ヘルニアと診断されて腰痛に悩まれている方に改善策をお伝えしていきます。

まずは椎間板ヘルニアについて少し説明をしていきますね!

■椎間板ヘルニアってなに?

まずはヘルニアについて説明していきます。

ヘルニアとは、体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態のことを指します。

有名どころでは、鼠経(そけい)ヘルニア〈脱腸〉があります。

これが背骨のクッションである椎間板に起こったものを椎間板ヘルニアと呼びます。

写真は腰椎の椎間板ヘルニアです。

腰にある背骨を腰椎と呼び、腰椎と腰椎の間にクッションである椎間板があります。

この椎間板には中に髄核というゲル状の組織があり、それが椎間板の外に飛び出してしまった状態をヘルニアといいます。

ですので、頸椎の椎間板の中から髄核が飛び出してしまったら頸椎の椎間板ヘルニアと呼びます。

この飛び出してしまった髄核が神経を圧迫してしまうと

腰痛、足の痛みやしびれ、ひどくなると感覚が無くなってしまったり、足が動かせなくなってしまうこともあります。

背骨は頸椎・胸椎・腰椎に分けられ、そのすべてに椎間板があります。

特に頸椎と腰椎は身体の構造的に負担がかかりやすいのでこのあたりの椎間板ヘルニアが有名です。

今回お伝えする腰椎椎間板ヘルニアでは4番目と5番目の間の椎間板、5番目と仙骨の間の椎間板で起こる頻度が高くなっています。

■椎間板ヘルニアの原因は?

椎間板ヘルニアの主な原因は椎間板への強い圧力です。

椎間板は、髄核(ずいかく)と呼ばれるゲル状の柔らかく弾力のある組織とそれを輪のように覆っている繊維輪(せんいりん)と呼ばれる硬い組織でできています。

写真にある背骨の真ん中の黒っぽい部分が髄核、その周りの灰色っぽい部分が繊維輪

椎間板に大きな負担がかると繊維輪が壊れていき、そこから柔らかい髄核が飛び出していきます。

飛び出した髄核が神経に当たると様々な症状を引き起こしてしまいます。

椎間板は10歳を過ぎたころから老化が始まるともいわれています。

よくよく考えてみれば分かりますが、身体は消耗品ですからね(^^;)

加齢に伴う椎間板の老化はもちろん、中腰や長時間の座りっぱなし、激しいスポーツ、何よりも間違った身体の使い方は腰への負担になってヘルニア発症のキッカケになってしまいます。

■椎間板ヘルニアの症状って?

腰痛ですが、腰だけではなく腰からお尻、さらに足の方まで痛んだりせきやくしゃみで激痛が走ったりします。

代表的なものとして坐骨神経痛といわれる下半身の痛みやしびれです。

他には感覚がにぶくなったり、膝や足に力が入らなくなってしまう麻痺

尿や便が出にくかったり、失禁してしまう膀胱直腸障害

特に麻痺や膀胱直腸障害では手術になる場合が多いです。

■椎間板ヘルニアの改善方法

まず大前提として

腰痛や坐骨神経痛の症状があっても必ず椎間板ヘルニアというわけではない

ということを知っておいてください。

←お腹側   背中側→

よくレントゲンなどで診断されますが、

赤丸の部分では椎間板が神経を圧迫しています。

しかし、それでも腰痛に悩みのない人はいくらでもいます。

つまり

残念ながらレントゲン(画像所見)だけでは正確な診断はできないのです。

ヘルニアのせいで腰痛や坐骨神経痛になっているとも限りません。

中には手術が必要な人がいるのも事実です。

しかし

手術以外にも改善できる方法が残されている人がいるのもまた事実ですし、大勢います。

今回お伝えする改善方法は膀胱直腸障害や麻痺などを伴う方がしてしまうとかえって症状を悪化させてしまう可能性もあるのでご注意ください。

文章でお伝えするとどうしても個人(私)対大勢(ブログを読んでくだっさている皆様)になってしまうので個々にお伝えできません。

ですから

なるべくどなたがやってもある程度の効果が出つつ、症状が悪化しない方法としてストレッチのやり方をお伝えさせて頂きます。

ストレッチ=体に良い

と思って色々と無茶な体勢や筋肉を思いっきり伸ばしてしまう方もいますがそれだとかえって危険ですので絶対にやめてください。

ストレッチでできる改善方法5選!!

1.お尻

2.太もも(前)

3.胸

4.肩

5.お尻のインナーマッスル

1~4のストレッチ5は説明の通りにできていれば筋肉痛になることはあっても悪化することは基本的にないのでやってみてくださいね!

ストレッチもトレーニングもご自身のお体の状態に合っていれば問題はありません。

たとえば、いきなりスクワットをするとか腰を反らせるストレッチをすると正しく体が使えていないので症状が悪化してしまうのです。

周りの友人やテレビ、雑誌で扱っている健康情報をただ「身体に良い」からといってやらないようにしましょう。

もしご自身で改善できない場合はご相談ください(^^)